皆さん、Olight(オーライト)の「Odin Turbo」というサバゲーライトを知っていますか。今までのサバゲーライトは「LED」というオーソドックスな照明技術を採用していましたが、「Odin Turbo」は「LEP」という新世代の照明技術を採用しています。
それでは、「LEP」はどういったものなのでしょうか。「LEP」は「LED」と比較して何が違うのか?何が特別なのか?順番にご説明させていただきます。
LEPとは
LEP(Light Emitting Plasma)は米国 Luxim 社製の新世代高輝度照明、プラズマライトです。伝統的なメタルハライドランプ、ナトリウムランプ、無電極ランプやLED(Light Emitting Diode)などと違い、新世代の発光原理によって、発光効率が高く、最大99%に発光効率に達することができるライトです。
LEPの魅力さ
▷既存のHIDやLEDとは全く違い、プラズマ状態から光を発する、新世代の照明技術;
▷高ルーメン出力、照射距離が長い;
▷点光源として働き、優れた均一性を確保;
▷光の指向性が高く、必要な方向以外へ拡散することを防ぐ;
▷自然の太陽光に近い、高輝度の自然な色を実現している;
▷指先よりも小さな、無電極ランプから光が放たれ、コンパクトで省エネ;
▷霧などの視野が阻害されていてもLEDと比較して光の貫通度が高い;
▷点灯中も虫が寄り付きにくい;
▷LED同等か、それ以上の寿命を持つ。
LEPとLEDの違い
○発光原理:
LEPはプラズマ発光するRF(Radio Frequency)エネルギーを発生させるためにデバイスを使いますが、LEDはデバイス自体が光源として使用されます。
○省エネ性:
高効率な白色LEDは発光効率が約100lm/Wである一方、LEPは発光効率が約120lm/W達することがあります。同じ電力量でも、より明るくできるということから、発光効率は数字が高いほど効率が良くなります。つまり、数字が高いLEPは、その電球の省エネ性が高いということになります。
○光損失:
LEPの光源は、指先より小さな無電極ランプから作られています。点光源として動作し、優れた均一性を保ちながら、グレアをカットして十分な照明レベルを満たしています。また、LEDライトは光反射や電極などによる不必要な電力消費があるのに対して、LEPの光の指向性は高く、不要な方向に進む光がなく、高い効率で動作します。光学効率として90%以上を超えています。
○信頼性:
複数の光源で必要な光を生み出すLEDと異なり、LEPは一つの光源で十分な光を生み出すことができます。そのため、動作箇所が少ないので必然的に故障する可能性が低く、LEPライトのシステムは全体的に信頼性が高いです。
○光品質:
LEDが蛍光体の転換が必要であるのと違い、LEPは、直接に強烈なフルスペクトルの白色光を生み出すことができます。LEPの光源から生成される自然な照明は、演色性(CRI)が95以上もあり、ほぼ太陽光と同じ高い視認性を持っています。道路照明やアウトドア照明など幅広い分野で活躍しています。
世界初のショートセットアップ用LEP WML「Valkyrie Turbo」
Valkyrie Turboは世界初のショートセットアップ用LEP WMLです。
最大照度70,225カンデラ、最大照射距離530メートルで、Odin turboとは異なり、高効率のクールホワイト光となっています。
製品ビデオをチェックしてください:
LEPを搭載した「Odin Turbo」
Olight(オーライト)は2021年5月、初めてLEPを搭載したライト「Odin Turbo」をリリースしました。「Odin Turbo」は330ルーメンという低ルーメンで高収束、長距離照射を実現したサバイバルゲームの仕様を前提として再設計されたタクティカルライトで、スタイリッシュと機能性をバランスよく両立しています。
LEPという新世代の照明技術、330LMのポリマービーム、1050Mの照射距離及び7.5時間のランタイムにより、アウトフィールドでの夜戦はもとより、インドアフィールドでも大活躍できます。
Odin Turboが屋内と屋外でどのように見えるかを次に示します。
製品ビデオをチェックしてください:
「Odin Turbo」に関しての詳しい情報はこちらへ
https://www.olightstore.jp/odin-turbo-1
以上で、今回はLEPの定義、魅力的な特徴、LEPとLEDの相違点やLEPを搭載したライト「Odin Turbo」、「Valkyrie Turbo」について簡単に解説してきました。すこしでも、ご参考になれば幸いです。